人気ブログランキング | 話題のタグを見る


愛と云う名の宇宙
愛と云う名の宇宙_c0049919_2157408.jpg

フランスが生んだ、世界に君臨するシャンソンの女王エディット・ピアフの一生を描いた
「愛の讃歌~エディット・ピアフ物語~」


美輪様の舞台はもうすっかり恒例で
定期的に心を浄化して戴く。
今回は私の仕事の都合もあって
真昼間から愛を授かってきた。
蜜姫とママンとで久々にステキな時間を過ごして
たいそう楽しゅうございました。

14時半開演で終わったのが18時半…
やっぱり美輪様は、色んな意味でこの世のものではないのかも。
今回もしっかと空中ハグで宇宙へと飛ばされました。(合掌)

ありがたやありがたや…(涙腺決壊)
でも流石に連日の舞台でちょっとお疲れだったのか
いつもの圧倒されるようなオーラではないように感じて心配だった。
美輪様も今年で御歳71歳(!)、どうかあまり無理をされないように…






愛と云う名の宇宙_c0049919_23245816.jpg大道芸人の貧しい家に生まれ、
母親は彼女を生むとすぐに家出。
15歳の時に「ストリートシンガー」として自活を始める。
18歳の時に2歳の娘を病気で失い、
恋人を事故で奪われ、
自身もアルコールやドラッグで
身体がボロボロになりながらも
果ては47歳の最期を癌が奪う。
(ドラッグによる心臓マヒ説もあり)

「愛の賛歌」は、
妻子もいた恋人、マルセル・セルダン(ボクシングの世界チャンピオン)の為に書いた曲で
その発表前に、セルダンがピアフの巡業先のニューヨークに会いに行く途中、
飛行機事故で他界してしまう。

そして最期を看取ったのは、ピアフより20歳(!)も若いギリシャ人のテオ・サラポ。
彼はピアフの大ファンで、恋人になった当初は
名声目当てだとかなりバッシングを受けたらしい。
1962年にピアフと正式に結婚をしたサラポは、翌年のピアフの死後、
5年にも渡って彼女が残した莫大な借金を全て働いて返済した後
事故で亡くなったと云う。(自殺説もあり)

その数奇な一生は、どんな時でも「愛」に満ちていたんだなぁと
まるでピアフのために天から使わされたようなサラポや
セルダンの存在を思うと胸が震える。


  いつの日か人生が私からあなたを引き離し

  あなたが死んで 私から遠くへ行ってしまっても

  そんなことはどうでもいいの あなたが私を愛してくれれば

  だってこの私も死ぬから

  無限に広がる青空のなかで

  私たちのために永遠が待っている

  天国には何の問題もない

  ねえあなた 私たちは愛し合っているのよね

  神は愛し合っている人間を結び合わせてくれる
      
                            「愛の讃歌」より
by hanakononikki | 2006-06-07 22:35 | PLAY
<< 69の日 女装する男にゃめっぽう弱い >>


日々の喜怒哀楽を沢山の愛と少しの毒で綴る場所   はぁ・・ロンドン恋しい

by hanakononikki
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31